
茨城県の平成21年工場立地動向は件数が全国第3位、面積が全国第4位であり、過去10年間の立地面積は1,200ヘクタールで他を大きく引き離して全国第1位となっております。また、平成22年には自動車メーカーや食品メーカーの大型立地が相次ぐなど、多くの企業ビジネスステージとして茨城県を選んでいただております。
この要因をあげますと、その一つは地理的な面での優位性です。県は、日本の経済活動の4割を占める関東地方に位置し、首都東京に近く広大な平野と豊かな自然に恵まれているうえに、台風や大地震などの自然災害が少ないなど、企業の事業拠点として理想的な立地環境を備えています。
もう一つの大きな要因は、これまで整備を進めてきた交通ネットワーク等のインフラが完成段階を迎え、企業にとっての事業環境が飛躍的に向上したことです。
例えば、つくばと秋葉原を45分で結ぶ鉄道「つくばエクスプレス」が平成17年に開業、「北関東自動車道」はこの3月に全線開通し、「首都圏中央連絡自動車道」は平成24年度以降に順次、関越道、東北道、東関道に接続する予定で、つくばと成田空港が50分で結ばれます。また、国際物流を支える港湾も平成20年に日立港、常陸那珂港、大洗港が統合して「茨城港」が誕生、日立港区おいては2015年を目途に新たなLNG受入基地建設が予定されております。さらに、新たな首都圏の空の玄関となる「茨城空港」も昨年3月に開港し、ビジネス及びプライベート両面での利用が可能となりました。
加えて、世界の科学都市つくばには国、民間合わせて300以上の研究機関が立地し、東海村では世界最高クラスの大強度陽子ビームを利用する実験施設「J-PARC」が稼動するなど、本県には世界有数の最先端科学技術の集積がございます。また、県内すべての市町村には高速大容量の情報通信に対応できるブロードバンドネットワークが整備されております。
さらに本県は、優秀な人材の確保、快適な住環境、農産物・魚介類をはじめとする新鮮で多彩な食材などの面でも十分に満足が得られるものと思っております。
企業の皆様には、これらの基盤や環境を最大限に活用していだくとともに、我が県が全国に先駆けて実施した優遇税制や工業用水の減額など優遇制度をご活用いただき、茨城の地で更なる発展を遂げていただきたいと思っています。また、立地後も企業が活動しやすい環境を構築していくためのフォローアップを県と市町村が連携して実施してまいります。
企業の皆さん、茨城でお待ちしています。
茨城県知事 橋本 昌
