かって、常磐炭層は日本のエネルギー源として大きな産業をもたらしました。
また、昭和40年代からは、峯岸、足田内地区に賦存する大量の粘土資源を活用して粘土瓦、植木鉢また陶管などの工場陶器製品が作られ、県北産炭地の窯業産地と呼ばれました。
近年では海岸近くには温泉も湧出しました。
いま再び粘土資源を活用して焼きもの開発にとりくみ、工芸陶器「天心焼」を商品化しました。
北茨城市商工会は、地域特産品等、開発推進事業(平成6.7.8年度)の成果として、北茨城特産の蛙目粘土を使った焼きものの開発、製品化を実現しました。
蛙目(ガイロメ)粘土は石炭層の下にある花崗岩が風化してできたもので、珪砂と粘土を含みます。水簸して珪砂を除けば耐火度のある天心焼の主原料となります。
軟質粘土は、石炭層の上にある堆積粘土で粒子が細かく、含有する鉄分との関係で炎によって独特な窯変をみせます。
天心焼の由来は、五浦に日本美術院を移し、近代日本画の偉大な足跡を残した岡倉天心にちなんで命名しました。
天心焼とは常磐來炭層の露頭線に産出する蛙目粘土を原料として作られたものです。
特徴あるキメ細かい粘土と1250℃の高温で焼かれた土の芸術は新しい文化を創造します。 |
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